虚血性脳血管障害に対するrt-PAの使用が認可されてから、2年以上が経過しました。日本脳卒中学会は厚生労働省、メーカーサイドとも繰り返し検討を重ね、認可当初に本薬の適正使用法に関する以下の4条件を示しました。すなわち、
- CT・MRI検査が24時間可能
- 集中治療のため十分な人員を中心とするストロークチームおよびSCUまたはそれに準ずる設備がある事
- 脳内出血などの不慮の事故に際し、脳神経外科的処置が迅速に行える体制
- 急性期脳梗塞(発症後24時間以内)治療の経験が十分(例えば年間50例以上)あること
です。特に最後の条件を満たさない施設の場合は、各地で開催される適正使用講習会への出席を義務づける事により、より多くの施設におけるrt-PAの使用を可能にすることとしました。 rt-PAが承認された平成17年10月から平成19年3月まで、適正使用講習会は日本全国各地で、各々数回行われ、日本脳卒中学会会員のみならず、救急救命医、循環器内科医その他、急性期脳卒中を扱う可能性のある多くの医師が本講習会を受講しました(これまでの開催実績)。 平成19年3月の本学会総会において、「脳卒中学会総会時に全国の医師を対象とした講習会を定期開催するとともに(総会時の定期講習会)、今後も各地の実情に応じて、都道府県単位の講習会を適宜開催する」ことになりました。受講料は引き続き無料であり、受講終了直後に各会場で本学会の受講認定書(受講証)を発行* する予定です。各地の講習会の日程・場所の案内は、各地域で個別になされますが、このHPを通じても開催情報を提供することにします。
*講習会の開催当日、受付は本講習会開始後10分程度で終了しますが、万一、受付終了後に入場された場合、理由のいかんにかかわらず、受講証は発行できませんのであらかじめご注意下さい。
【予告】資料「適正治療指針」の配布中止について
現在、講習会開催当日に「適正治療指針」の冊子を配布しておりますが、経費節約のため、平成22年3月末を以てこれを中止します。平成22年4月1日以降に実施される講習会に参加される方は、学会HPからダウンロードの上、プリントアウトしたものをご持参願います。 |